中津川市公立病院に関する方針
平成28年12月21日に開催されました中津川市議会の第6回病院・医療等対策特別委員会において、中津川市長が示した方針をお知らせいたします。
- ■これからの地域医療
- 2つの病院の位置付けを次のように区分します。
- ・市民病院は、これまでどおり東濃東部の中核病院として位置付けます。
- ・坂下病院は、平成30年度に向けて、入院規模を縮小したうえで外来機能を維持し、現在の坂下老人保健施設を坂下病院に移設し、やさか地域の地域包括ケアシステムの拠点としての機能を担う病院として位置付けます。
- ■中津川市公立病院に関する方針
- 2つの公立病院は、将来にわたり市民が必要とする医療を確保するため、医師の招聘に最善を尽くすとともに役割分担を行い、連携を強化する。
- 坂下病院の外来機能は、医師確保が可能な診療科を残す。
- 坂下病院に入院機能として療養病棟を残し、急性期及び急性期後の回復期病床を市民病院に集約する。
- 坂下老人保健施設を坂下病院に移設する。
- 市全体の地域包括ケアシステムを構築するため、坂下病院は主としてやさか地域の外来機能と在宅医療を担い、市民病院は前記以外の地域を担う。また、在宅療養中の方が急変等した場合の救急対応・入院機能は市民病院が担う。 また、今後の市の地域包括ケアシステムは病院だけではなく、健康福祉部が大きく関わりを持ち、その取り組みを推進する。なお、地域包括ケアシステムは自治体ごとに構築することが望ましいため、木曽南部地域については、別途協議する。
ただし、この方針は平成30年度の姿であり、今後の経営状況並びに医師の招聘又は退職の状況等により改めて必要な見直しを行います。
平成30年度とした理由は、1つ目には両病院の現状を直ちに変更することが困難なため。2つ目には坂下病院の経営改善計画の検証や医師の意向、医療法人等の動向などを見極めていく必要があるため。
方針の細部については、中津川市公立病院機能検討委員会での検討をお願いしていきます。
平成28年12月21日